これまでの主な手口は、ユーザーがネット検索した結果やメールからの誘導でした。しかし最近では公式ストアやサービスを悪用したケースが出てきています。

そんな詐欺アプリのパターンをいくつかご紹介します。

Android公式アプリストア「Google Play」で発見された詐欺アプリ

詐欺アプリだと気付かずに実行してしまい、高額なサービス料金を請求されるパターンです。ユーザーが何度か単純なクリック操作を行うと、「入会(登録)が完了した」旨を告知し料金請求画面が出現します。

音声接続サービス詐欺アプリも発見されました。アダルトなストーリーが聴けるサービスを用意して、「今すぐ聴いてみる」ボタンへ誘導。クリックすると端末の電話アプリが立ち上がり、電話を発信すると不当な高額請求が発生します。

トラフィックエクスチェンジサービスの悪用

最近発見された手口が「トラフィックエクスチェンジサービス」を悪用したものです。トラフィックエクスチェンジサービスとは、サイトを紹介し合うことで互いのアクセス数をアップする仕組みで、困ったことにそれを悪用して、詐欺サイトを訪問させる犯罪者が存在しています。

もしこのような詐欺サイトへ誘導されてしまい、突然のサービス登録通知や料金請求に遭遇しても、決して指示に従ってはなりません。

 ワンクリック詐欺とは、Webサイトや電子メールに記載されたURLを一度クリックしただけで、一方的に、サービスへの入会などの契約成立を宣言され、多額の料金の支払いを求められるという詐欺です。ワンクリック詐欺の手口には、以下のようなものがあります。

  • 利用者の興味を引きそうな電子メールや電子掲示板などを利用して、利用者をおびき寄せる。アダルト系、出会い系などを装った内容であることが多い。
  • いかにも正当な契約手続きが完了しているかのように見せかけ、利用料を不正に請求する。多くのWebサイトでは利用者が間違って契約してしまったように思わせる仕組みや、わざとわかりにくいところに利用規約などを表示して、利用者が気付きにくいような細工をしています。
  • 料金請求の際、携帯電話の個体識別番号や、パソコンの固有識別番号、利用しているインターネットサービスプロバイダの情報などを表示させ、利用者の個人情報が“複雑な技術によって”特定されたように見せかける。
  • 期限内に支払わない場合、延滞料が加算される、法的措置を講ずるといった脅迫的な内容で、利用者に支払いを迫る。

架空請求等

「無視するのが当たり前」の架空請求詐欺に異変?

 

無視しちゃいけない架空請求がある!?

架空請求事件が多発するようになってから、被害に遭ってしまい支払う義務もないのに支払ってしまう人がたくさんいます。事件は、手口を変え、年々増加しています。そうした不当な「架空請求」に対しては、これまで一貫して「一切、無視するように」と、警察、国民生活センター、全国各地の消費生活センター、また当サイトでもお伝えしてきました。

ところが、ここに来て「無視したらいけない。無視していたら大変なことになる請求もある」という情報が出てきました。先日、一部のマスコミでも、この「無視出来ない架空請求」に関する記事が出されたのです。これまでの、「無視せよ」から、突然、「無視してはいけない」ということになっては、人々が混乱してしまいます。そのため、この情報に関しては、「正しく理解して、正しい対応をする」ように、お知らせするべきだと考えます。

現在の状況を把握する

今年の4月に、大阪の出会い系サイト運営業者が都内の男性会社員(二十代)に対して、「少額訴訟」を利用して提訴しました。大阪簡易裁判所から「呼出状」が届いた男性は、身に覚えがなかったため弁護士に相談しました。

その後、この訴訟は、男性の居住地である東京の簡易裁判所に移送された後、東京地方裁判所に移され、今月9月27日(月)に審理が始まることになりました。(→9月30日に新しい記事「架空・不当請求」裁判のゆくえをアップしました)。

一方、男性側は、架空の訴訟を起こされて精神的被害を受けたとして「損害賠償請求」を、この9月17日に東京地裁に起こしました。この男性側の訴訟には、18名の弁護団が結成され、このような架空請求裁判を許さない、という弁護側の強い意思があります。

それにしても、なぜ、業者は「少額訴訟」を利用したのでしょうか?

少額訴訟

以前、このサイトでも「電話トラブルと少額訴訟」という記事を紹介しておりますが、60万円までの金銭支払いのトラブルに限って利用できる手続きです。原則として、審理は一回で、その日の内に判決が言い渡されます。

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