長野県大町市の大北森林組合による補助金不正受給事件で、県警は12日、組合から1300万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、元専務理事中村年計容疑者(54)=補助金適正化法違反の罪で起訴=を再逮捕した。
 逮捕容疑では、2012年9月、下請け業者の役員らと共謀して組合に工事代金を水増し請求し、現金をだまし取ったとされる。中村容疑者は組合の設置した委員会に対し、下請け業者に水増し分を還流させる手口で1億円以上を着服したと認めている。組合は詐欺容疑で中村容疑者を県警に告訴していた。
 県によると、組合は架空の作業道整備を申請するなどして国や県の補助金14億7900万円を不正受給していた。県警は、組合の不正受給を主導した中村容疑者に、この業者を通じて補助金の一部が渡っていたとみて調べている。
 業者の社長は8月、取材に「工事代金を計算して組合に持って行くと、中村が水増しした請求書を持ってきた。中村が毎月、現金を抜いていった」と話し、毎月数100万円を中村容疑者に渡したことを認めた。県警は、詐欺容疑で業者の役員らも調べている。
(中日新聞)

引用元 元専務理事を再逮捕 長野の森林組合不正受給:社会:中日新聞(CHUNICHI Web)