今年1~3月の警視庁による特殊詐欺グループのアジト(拠点)摘発件数は12件で、首謀者らグループ幹部十数人を検挙したことが3日、同庁への取材で分かった。昨年1年間(30件)の3分の1を既に超えており、詐欺組織中枢の壊滅を狙った捜査が鮮明になった形だ。詐欺グループ側もアジトの出入りを目立たなくし、証拠隠滅を図る準備をするなど摘発を逃れようと「攻防」は激しさを増している。
警視庁によると、1~3月末までの特殊詐欺の検挙人員は246人。末端の現金受け取り役が全体のほぼ半数を占めるが、首謀者と指示役も計十数人逮捕。また、アジトで被害者にうその電話やメールを発信する「だまし役」の検挙者も50人を超えるとみられる。
検挙者に占める暴力団関係者の割合は約54.5%で半数を超え、暴力団が資金獲得のために特殊詐欺に手を染めている実態が浮き彫りになった。同庁は今春、暴力団犯罪を取り締まる組織犯罪対策4課内に特殊詐欺対応班を新たに設置。取り締まりを一層強化する態勢を整えた。
元暴走族メンバーら総勢約150人を率いた詐欺グループのリーダー格も逮捕されており、警視庁幹部は「『半グレ』と呼ばれるような暴走族OBが詐取金の一部を暴力団に上納している可能性がある」と警戒する。 【時事通信社】

引用元 アメーバニュース