東京都の小池百合子知事が、今夏の都議選(定数127)で、定数8の大田区で候補者2人を擁立する意向を固めたことが10日、分かった。自身の政治塾が母体となった政治団体「都民ファーストの会」を事実上の地域政党と位置づけ、擁立を行う。定数8の世田谷区でも同会の公認や推薦を含め2人を立てる方向で、練馬区など一部の「6人区」で同様に2人の擁立を検討する。小池氏に近い複数の関係者が明らかにした。
 小池氏は、民進党などとも連携を強める一方、都議会自民党との対決姿勢を鮮明にする。都議選で自身の政治塾「希望の塾」などから30人前後の擁立を目指しているほか、都議会自民党から会派離脱した都議らに推薦を出す方向だ。
 民進党とは候補者調整を進める考えで、同党の現職に推薦を出すことも念頭に置いている。民進党は36人の公認候補予定者を決めているが、1人区や3人区などには空白区もある。自民党と民進党系で議席を分け合っている2人区も10あり、小池氏が民進党系を推薦する可能性もある。
 小池氏は昨年7月の都知事選で、報道各社の出口調査で自民党支持層の5割前後から支持を得たことを重視。浮動票だけでなく、自民党支持層を取り込めるとみて、自身が積極的に候補を立てても民進党との協調には大きく影響しないと判断した。小池氏自身は自民党籍を持ったままで二階俊博幹事長とのパイプも太いが、都議選では最大会派の都議会自民党と全面対決する形となる。
 さらに、都議会で協力関係にある公明党とも、各選挙区の定数を勘案し、候補擁立の「すみ分け」を検討する。これらを総合して、“知事与党”として都議会の過半数を占めたい考えだ。

引用元 【東京都議選】小池百合子都知事、都議選8人区の大田・世田谷区で2人擁立へ 都議会自民党と対決姿勢鮮明 – 産経ニュース