「嫌われ者同士の戦い」ともやゆされる、今回のアメリカ大統領選挙。メール問題やセクハラ疑惑など、それぞれに問題があり、どちらを選べばいいのかわからないという有権者が大勢います。「この州を制する者は大統領選を制する」といわれるオハイオ州で、投票に迷う、ある家族を取材しました。「トランプ氏には、本当に失望しています。彼は、エゴや野望のために、大統領選を利用しています。わたしには受け入れられない」と話す、オハイオ州に住むプリシラ・ミードさん。地元の市長を務め、豊富な政治家経験がある。これまでは、熱烈な共和党支持者だったが、今回の選挙では、トランプ候補に不信感を募らせている。原因の1つは、セクハラ疑惑。トランプ候補は「(女性に何かしたか?)わたしは何もしていない」と述べていた。被害を訴えた女性は「トランプ氏は、わたしにあいさつする時、抱きしめて、口にキスしてきたんです。そんなことをする男性は、初めてだったから、とてもショックでした」と話した。トランプ候補への投票をめぐって、ミードさんの家族内でも、意見はバラバラ。ミードさんの孫たちは、「トランプ氏が候補者というのは、とても不満だよ」、「トランプ氏が話していることは、全部うそよ」などと話した。ミードさんの三男は「トランプ氏は、『チェンジ』なんだ。悪くなるかもしれないし、良くなるかもしれない。(ではトランプ氏に投票するの?)まだわからない」と話した。トランプ候補を支持できないといっても、すぐに民主党のクリントン候補を支持できるというわけではない。その最大の原因は、FBIが捜査を再開したメール問題。ミードさんは「メール問題は、ルールを守るものに対する侮辱です」と話した。ミードさんの三男は「わたしなら、同じことをしたら、刑務所に入る。知らなかったでは、済まされない」と話した。トランプ候補は「わたしはオハイオ州で勝って、ホワイトハウスに行く!」と述べた。クリントン候補は「この選挙で最も競争が激しく重要なオハイオ州に、わたしは戻ってきたかった」と述べた。大統領選挙で、勝敗の鍵を握るといわれるオハイオ州では、両候補とも、精力的にキャンペーンを行った。地元を頻繁に訪れた2人の候補を見比べたものの、ミードさんは、どちらも支持できないと言う。ミードさんは「わたしは、クリントン氏にもトランプ氏にも、投票するつもりはありません。選択肢を探しているんです」と話した。投票したい候補が「いない」という、異常事態。「史上最低」といわれる大統領選挙の投票日まで、あと5日となっている。

引用元 www.fnn-news.com: 米大統領選 勝敗の鍵…