「クソババア!」「文句あるんか、出てこい!」。罵詈(ばり)雑言の嵐にじっと耐えてきた住民たちの怒りがついに爆発した。平成28年11月、京都府警は同府迷惑行為防止条例違反(つきまとい行為等の禁止)容疑で、京都市山科区に住む無職男(64)を逮捕した。決め手となったのは、男の傍若無人ぶりに耐えかねた被害者が、ICレコーダーで一部始終を録音していたことだった。男の迷惑行為は27年7月から約1年半にわたり、住民らは地元警察署に対策を求める181人分の嘆願書も提出した。住民によると、数年前までは町内会の一員として地域活動に参加していたといい、寡黙で住民との目立ったトラブルもなかったという男。なぜ〝迷惑おじさん〟になってしまったのか。そこには、「ある事件」をきっかけに地域から孤立していく男の姿があった。
昼夜を問わず怒鳴り散らす
 「またか…」
 室内で近隣住民はうんざりしながら息を潜めて嵐が過ぎ去るのを待っている。体格がよく、いかつい見た目の男は、いつも同じTシャツと半ズボン姿で、近隣住民の家の前に立って暴言を吐き続けていた。京都市山科区の閑静な住宅街では、こんな光景が日常茶飯事だった。
 80歳の女性の場合、自宅の前から「クソババア!」「ふざけんな!」などと大声で叫ばれ、買い物にも行けなくなった。女性の娘が男のアパート近くの駐車場から車を出そうとすると「通せんぼ」されるなどの妨害にもあった。
 なぜ自分が標的になったのか思い当たる節はない。女性は「孫が遊びに来なくなった」と疲れた表情で語った。
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引用元 【衝撃事件の核心】「ババア絶対に許さん!」地域で暴言わめき散らし御用…半ズボン男、町内会委員が〝迷惑おじさん〟に豹変したきっかけ(1/4ページ) – 産経WEST